【ソウル聯合ニュース】19日開幕の愛知・名古屋アジア大会に約180人の選手団を派遣する北朝鮮が、14日のサッカー女子1次リーグを皮切りに本格的な大会日程に入る。
関西空港到着後、歓迎を受ける北朝鮮のサッカー代表=11日、大阪(共同=聯合ニュース)
北朝鮮は最近、国際スポーツ大会での成果を体制宣伝の材料として積極的に活用しており、今大会でも過去最高の成績を目標に激しい戦いを繰り広げるものと予想される。
北朝鮮は大会開幕前の14日午後、大阪・長居陸上競技場で行われるバングラデシュとのサッカー女子1次リーグF組初戦に臨む。17日のミャンマー戦に続き、21日には韓国との南北対決を控えている。
北朝鮮代表には、今年5月に韓国で準決勝と決勝が行われた女子アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で北朝鮮チーム「ネゴヒャン」(私の故郷の意)を優勝へ導いたキム・ギョンヨン、リ・グムヒャンなど主力選手がそのまま名を連ねている。北朝鮮はアジアの強豪として、有力な金メダル候補に挙げられる。
B組の男子は16日午後、中国と1次リーグ初戦を迎える。
北朝鮮のサッカー代表は、11日に関西国際空港から日本に入国した。空港では在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係者や朝鮮学校の生徒らの歓迎を受けた。
日本は核・ミサイル開発などに対する独自制裁措置として、北朝鮮籍保有者の入国を原則禁止しているが、選手団の入国は特例として認められた。
朝鮮総連の機関紙、朝鮮新報によると、今大会を機に日本に入国する北朝鮮代表団は計188人。北朝鮮オリンピック委員会代表団、選手団、審判団をすべて合わせた人数だ。
サッカー、重量挙げ、レスリング、卓球など14競技に出場する。
北朝鮮オリンピック委員会のコ・チョルホ書記長は先月、朝鮮新報とのインタビューで、前回の杭州大会に参加した選手団より参加競技数と人数は少ないが、複数の競技で前回大会より多くのメダルを獲得できるものと期待していると述べた。
北朝鮮は新型コロナウイルス感染拡大の影響を理由に、2020年東京五輪などへ選手団を派遣しなかった。その後、23年に中国・杭州で開催されたアジア大会で5年ぶりに国際総合競技大会に復帰し、金メダル11個、銀メダル18個、銅メダル10個の計39個のメダルを獲得して健闘した。
18競技に計191人を派遣した杭州大会に比べ今大会の選手団の規模は縮小したものの、伝統的に強い競技に「精鋭選手団」を送り、より良い成績を狙っているとみられる。
今大会には、北朝鮮が国際大会で自国の地位向上に貢献した選手を対象に選定した「2025年10大最優秀選手」のうち、パン・チョルミ(ボクシング)、リ・ソングムとソン・グクヒャン(重量挙げ)、ハン・チョンソン(レスリング)、ハン・イルリョン(マラソン)も出場する。
ボクシング女子54キロ級に出場するメダル候補のパン・チョルミは、杭州大会で金メダル、24年パリ五輪で銅メダルを獲得した。ソン・グクヒャンは重量挙げ女子69キロ級で前回大会を制した。


