名古屋城をめぐり、前市長と現市長が「師弟対決」!?
1945年の空襲により焼失したものの、1959年に再建され、ナゴヤの街のシンボルとして親しまれてきた名古屋城。名古屋市は、河村たかし前市長時代、現在の鉄筋コンクリート造りの天守を1612年の築城当時の姿へと忠実に蘇らせる「木造復元」構想を鳴り物入りで打ち出した。
photo by Gettyimages
しかし、この壮大な歴史的事業は、「天守への昇降機(エレベーター・リフト)設置」をめぐる議論で長らく暗礁に乗り上げている。
直近では、河村前市長らが「昇降機の設置をしない、史実に忠実な復元」を求めて要望書を提出する一方、後継として当選した広沢一郎現市長は「バリアフリーは重視されるべきで、小型の昇降機は必要」と反論し、“師弟対決”とも言える様相を呈している。
果たして、この昇降機問題の正体は何なのか。
一部でささやかれる「バリアフリーを口実にした、反河村派による政治的嫌がらせ」という側面や、天守に立ち入れない異常事態がもたらす名古屋市・愛知県の経済的損失について、「現代ビジネス」の視点から深く掘り下げていきたい。


