早大雄弁会は今や「派閥なし・選挙なし」、首相5人輩出の“政治家登竜門”を一変させた地殻変動 | 知られざるエリート人脈 大学弁論部の正体 | ダイヤモンド・オンライン

2023年7月17日 5:10 有料会員限定 Photo:JIJI 5人の首相を輩出した早稲田大学雄弁会は政治家への“登竜門”とされてきた。かつては政治家を目指す学生も多く集まり、激しい選挙活動や派閥抗争を繰り広げてきた。しかし、近年はその様相は一変し、選挙や派閥はほぼなくなった。特集『知られざるエリート人脈 大学弁論部の正体』(全10回)の#2では、雄弁会の歴史をひもとくとともに、名門弁論部で起きた地殻変動について解説する。(ダイヤモンド編集部副編集長 名古屋和希) 早大雄弁会はかつて「政治」の場 「選挙なし・派閥なし」路線へ 「政治や駆け引きの技術を学んだ」。早稲田大学雄弁会のあるOBはそう打ち明ける。その言葉が象徴するように、5人の首相を輩出した名門弁論部は、弁論活動よりも激しい派閥抗争や選挙戦に明け暮れているとのイメージが色濃い。  実際、それは1983年に出版された『早稲田大学雄弁会八十年史』にも見て取れる。67年卒業のOBによる当時の幹事長選挙を巡る手記を引用していこう。 引用  第2回目総会は、ここ数年の間では1番激しい争いとなり、右派系は喫茶店ナポリ、左派系は茶房とジュリアンを根城に、時にはなぐり合いもある集票合戦となった。  双方の個人的行動は、数日禁止され、三々五々と下宿に泊りがけとなった。総会当日は、早稲田の左派団体が支援して雄弁会を乗っ取り、革命団体にするとの情報も流れ、“右”は金城庵、“左”は三朝庵に集結。ドンブリ飯を食べ、全員討ち入りのような気持ちで、8号館21教室へ向かった。  時あたかも、全学共闘会議(全共闘)が登場するなど学生運動が最も盛り上がりを見せていた時代でもある。世相を反映し、雄弁会の幹事長選挙でも左右が激しく対立していた。  そもそも雄弁会発足の契機は、田中正造による明治天皇への直訴でも知られる、足尾銅山鉱毒事件だ。事件の惨状を訴えるべく、演説会を開いた学生らが中心となり、02年に雄弁会は立ち上げられた。  発足の経緯からしても、雄弁会は政治・社会活動とは切っても切れない存在だったといえる。戦前には「赤(社会主義者)の巣窟」と見なされ、29(昭和4)年に雄弁会は解散に追い込まれている。  終戦後は、副総理を務めた自由民主党の緒方竹虎や、刺殺された日本社会党委員長の浅沼稲次郎ら雄弁会OBの政治家が活躍した。雄弁会も46年に再建され、左から右まで幅広い人士が集まり、弁論活動のみならず「部内の政治」が繰り広げられてきた。  時代は下り、87年に雄弁会出身では石橋湛山以来31年ぶり2人目となる竹下登氏が首相に就任。与野党幹部に雄弁会OBがずらりと並び、「雄弁会人脈」が喧伝された。雄弁会に対する、「政治ごっこ」批判も上がった。  実際のところ、冒頭のOBの発言のように、雄弁会では「部内政治」が活動の多くを占めてきたことは間違いない。しかし、近年の雄弁会の様相はそうしたイメージとは大きく異なる。選挙や派閥とは距離が置かれているのだ。  なぜ雄弁会から「政治」が消えたのか。実は、雄弁会ではこの30年、三つの派閥が鎬を削る「3派闘争」の時代を経て、何度も揺り戻しが生じている。次ページでは、関係者の証言や記念誌などの資料を基に雄弁会で起きた地殻変動について解説していく。
河村市長の公約「天守閣の木造復元」が大ピンチで首も吹っ飛びかねない?「名古屋城戦争」の内幕 – 政治・国際 – ニュース|週プレNEWS

河村市長の公約「天守閣の木造復元」が大ピンチで首も吹っ飛びかねない?「名古屋城戦争」の内幕 – 政治・国際 – ニュース|週プレNEWS

現在の名古屋城天守閣はコンクリート製だが、耐震強度が不足していることが理由で昨年5月から立ち入り禁止になっている 「2022年末までに名古屋城天守閣をオリジナルに忠実な木造で復元させる!」 そんな公約を掲げる河村たかし名古屋市長だが、先行きに暗雲が立ち込めている。国から許可を得られず予定は遅れまくり。ついに22年完成は困難な情勢になってしまった。 なぜそんなことに? そこには城の「石垣」をめぐる、市と有識者団体の対立があった! * * * ■「石垣部会」の大反対 名古屋市の河村たかし市長が進める名古屋城天守閣の木造復元プラン。戦時中に焼失し、その後、鉄筋コンクリートで復元された今の天守閣を、オリジナルに近い状態で復活させようという計画だが、「江戸期の姿に史実に再現すべき」としてエレベーター設置を拒否する市長と、設置を求める障害者団体が抜き差しならないバトルを繰り広げていることは、7月11日配信の記事「名古屋・河村市長が安倍首相の『大阪城にエレベーターを設置したのは大きなミス』発言を全力擁護するワケ」でお伝えした。 だが、名古屋城をめぐるいざこざはこれだけではない。現地では木造復元を進めたい河村市長に文化庁がつれない反応を示したり、冷戦状態にある愛知県知事が河村批判を強めたりするなど、剣呑(けんのん)な雲行きになっているようなのだ。 市長と文化庁の"すれ違い"が明らかになったのは6月21日のこと。名古屋市が提出していた現天守閣(コンクリート製)の解体申請が文化庁の文化審議会から「継続審議」とされ、許可が下りなかったのだ。 天守閣の木造復元を2022年末までに完成させることは2017年に4選を果たした河村市長にとって最も重要な公約。しかし、文化庁にストップをかけられたことにより、スケジュールの見直しを迫られることになってしまった。 解体に強く異を唱えたのは名古屋市の「名古屋城石垣部会」だ。この部会は、形式上は名古屋市に所属する形になっているが、実際には文化庁の肝煎(きもい)りで設けられた組織で、オブザーバーには文化庁職員も名を連ねる。同部会の委員のひとり、千田嘉博(せんだ・よしひろ)奈良大教授がこう説明する。 「名古屋城石垣部会」の主要委員である千田嘉博奈良大教授は、石垣の保全という観点から天守閣の木造復元の問題点を指摘する 「文化財である城の現状を変更するには文化庁の許可が必要です。その際に歴史的価値のある石垣をどう保全するか検討する専門委員会をつくり、史跡整備を進めなさいというのが文化庁の方針です。つまり、この部会は文化庁の考えに基づいて名古屋城の石垣の調査と保全を具体的に考える組織で、熊本城、金沢城、弘前城なども同様の専門委員会を設置しています」 なぜ、「名古屋城石垣部会」は現天守閣の解体に反対したのか? 名古屋城の保存活用計画では、天守閣は『いまの鉄筋天守を耐震補強し、江戸時代と名古屋城の専門博物館として機能を強化する』とされていた。千田教授が続ける。 「その規定を変えるには名古屋城の保存活用になぜ天守閣の木造復元が必要なのか、皆が納得できるだけの理由を明示し、文化庁の審議を経て許可を得なくてはなりません。文化財に関する許認可権限は文化庁にありますから。 ところが、河村市長はその手続きを経ず、「天守閣部会」という市の諮問機関をつくって復元プランを作成した。河村市長は本来あるべき行政の手順を踏まず、強引に天守(閣)の木造復元を進めたのです。これでは文化庁もOKの出しようがありません」 石垣部会が特に懸念しているのは、河村市長のプランによって、歴史的価値のある石垣が破壊されるのではないか、ということだ。名古屋城といえば、金のシャチホコが載った天守閣ばかりが注目されるが、歴史的に真に価値が高いのは江戸時代そのままのオリジナルな景観を保つ石垣とされる。 ひび割れなど、無視できないほど劣化が進んでいる名古屋城天守閣の石垣 「ところが、木造天守の設計を請け負った竹中工務店は、その貴重な石垣の内部に鉄骨とコンクリートを設置して基礎を造り、その上に天守を建築するというんです。そんなことをして石垣を壊してしまったら文化財としての価値が失われてしまいます」(千田教授) 実は、名古屋城の天守台石垣は先の戦争で名古屋城が焼失した折の熱で、全体の6割以上が劣化している。ひび割れなどはまだましなほうで、表面を触っただけでぼろぼろと石のかけらが落ちてしまうものもあるほどだという。 近づいてみると、斜面がS字形に膨らんでいるものも。石垣部会はまずはこれらを修復すべきと主張している 「竹中工務店の建設計画では天守を取り囲む堀、つまり石垣を埋めてそのスペースに建築用の足場と重機を入れることになっています。でも、その工法だと石垣に圧がかかり、さらに傷みかねない。史跡として貴重な価値を持つ石垣がこれだけ傷んでいるなら、まずは石垣を修復することから始めるべきです。 なのに、河村市長は石垣を埋めてまでも木造天守の建設を優先するという。石垣部会としては『天守解体の前に、周辺の石垣の調査と保全をしっかりやるべき』という意見を文化庁に出したのは当然で、審議の結果、6月の解体申請が許可されませんでした」(千田教授) 同教授によれば、名古屋市が天守閣の木造復元が必要な根拠を示せていない以上、文化庁が復元を許可する可能性は低いという。 ■宙に浮く20億円分の材木 このゴタゴタに反応したのが大村秀章愛知県知事だ。地元紙の県政担当記者が話す。 「名古屋城の現天守閣の解体申請が不許可になった直後の6月24日の会見で、大村知事は『私の耳に入ってくる情報では、当初から木造復元は難しい、無理だと聞かされていた』と切り出し、文化庁の認可が下りていないのにもかかわらず、材木費や設計費で公費を費やした河村市長を厳しく批判しました。 印象的だったのは百条委員会(地方議会が必要に応じて設置する特別委員会。自治体の事務に関する調査を行ない、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した場合には罰則が科せられる)まで持ち出し、河村市長の政治責任を追及する姿勢を見せたこと。ここで河村市長の責任が認められれば、市長辞職にもつながる可能性があります」 前出の千田教授もうなずく。 「河村市長は文化庁から木造復元の許可が下りず、復元された名古屋城がどんな建物になるか具体的になっていない段階で、国内だけでは調達できずに海外まで出かけて巨木を切り出し、20億円近い木材を買い込みました。もちろん、このお金は名古屋市民の税金です」 世界各地から買い集めた巨木はすでに製材されているという。現時点で木造復元が認可される確率は低い。法律に従って粛々と手続きを進めたとしても、石垣の調査保全や「保存活用計画」の改訂などを考えると「最低でも10年ほどの年月が必要」(千田教授)という。 製材した瞬間から木材は劣化する。10年後にその木材が天守閣復元に利用できる保証はない。千田教授がため息をつく。 「河村市長は江戸時代の記録などを基に、当時の天守を忠実に再現することにこだわっていますが、それでは耐震性が足りず、消防法にも抵触する法令違反の建築物になってしまいます。天守の木造復元は総事業費505億円とされていますが、文字どおり史実に忠実なら"中に人が入れない建物"にそれだけの巨額予算をつぎ込むことになります」 ■河村市長を直撃! 河村市長を追及する動きは別のところからも発生している。「名古屋城天守の有形文化財登録を求める会」が河村市長ら市職員13人を相手取り、竹中工務店に支払ったとされる設計料約8億5000万円は違法な公金支出だとして、市に返還を求める裁判が進んでいるのだ。同会の森晃会長が言う。 「竹中側が設計は不十分なので支払いは後でよいと言っていたのに、市長の側から年度内に支払いたいから請求してくれと申し出た疑いがあるんです。基本設計が完成したので天守閣の木造復元は間もなくと、市民にアピールしたかったとしか考えられません」 包囲網が狭まりつつある河村市長にとって、10月に開かれる文化庁の文化審議会がヤマ場になるかもしれない。 「ここで現天守の解体申請が許可されなければ、次はないと考えるべきでしょう。そうなる前に、計画を根本的に考え直すべきだと思います」(千田教授) * * * 2009年8月、当時1期目の河村市長が天守閣の木造復元の検討を発表。それから約10年にわたって、市長はこの計画にこだわり続けてきた これらの批判の声に河村市長はどう答えるのか。7月16日のJR名古屋駅、参院選の選挙応援のため神戸行きの新幹線に乗り込もうとする市長を直撃した。 ――文化庁の許可が下りていないのに、材木を買いつけたことは問題ではないかという指摘がありますが。 河村市長(以下、河村) 何を言っとるんですか。文化庁ともちゃんと話し合った上でやってきたことですよ。 ――文化庁の了承を得た上で(材木を)買いつけた? 河村 そういうことは、文化庁に全部報告してます。丁寧にやっとります。 ――石垣部会は天守閣周辺の石垣の調査をもっとすべきだとしていますが。 河村 (名古屋市は)最高の調査をした。こんなところまで(石垣の調査を)やったお城は(ほかには)ないですよ。 それに天守閣は、もう入場を禁止して(編集部注:18年5月から耐震性の低さのため、天守閣への入場が禁止されている)、もう1年もたつ。(石垣を)もっと調査しろといっても、調査するのも危ないんですよ。 今の天守閣は地震で壊れるわけでしょう。だったら早いことやらなあかんじゃないですか。コンクリートで補強し直す案もありますが、名古屋城の場合は建設当時の図面が残っとるし、そんなら木造復元はできんのかと。そういう成り立ち、考え方ですよ。 * * * 河村市長は今年4月、天守閣の木造復元が中止もしくは完成が当初の予定より延期することになったら「関係者、全員切腹だ」と発言した。 市長によると「それぐらいの覚悟で臨むという意味」とのことだが、すでに完成延期は免れない。それどころか計画そのものが頓挫する可能性も出てきた。果たして河村市長は"切腹の覚悟"でこの難局を切り抜けられるか。
長谷川岳議員 威圧的言動は「名古屋弁だから」なぜ政治家はパワハラ繰り返すのか 東郷町長も数々の暴言認定 | 東海テレビNEWS

長谷川岳議員 威圧的言動は「名古屋弁だから」なぜ政治家はパワハラ繰り返すのか 東郷町長も数々の暴言認定 | 東海テレビNEWS

 愛知県東郷町の井俣憲治町長を巡り、第三者委員会は4月22日、職員へのパワハラ・セクハラ行為を認める報告書を公表しました。政治家はなぜ、パワハラ発言を繰り返すのでしょうか。 東郷町の井俣憲治町長(57)を巡っては、町の第三者委員会の調査報告書で、「お前らの脳みそは鳩の脳みそより小さい」「三流大学以下」「死ね」「春木川に落ちて、流れて行ってしまえ」など、職員への複数の言動がハラスメント行為と認定されました。 井俣憲治東郷町長(23日朝): 「(報告書は)一通り目は通させていただきました。(Q.どう思われましたか?)その辺も含めて、全員協議会の後の会見でお話をさせていただきたいと思います」 さらに、これから手術をする女性に対して「いつ巨乳になって帰ってくるの?」とのセクハラ発言もあり、調査報告書をまとめた第三者委員会は23日、会見を開きました。【動画で見る】長谷川岳議員 威圧的言動は「名古屋弁だから」なぜ政治家はパワハラ繰り返すのか 東郷町長も数々の暴言認定 第三者委員会の堀龍之委員長: 「これだけ長い期間にわたって、明らかに違法と言えるものも含めて、パワーハラスメントを中心としたハラスメント行為が繰り返されてきたことに、私は驚きました。ハラスメントが大きな原因で退職された方がいると考えています。それから、降格になった方も同様にいると」 井俣町長はこのような発言をした理由について、23年11月の記者会見で次のように話していました。井俣憲治東郷町長(2023年11月):「当時の認識として、私の不認識の至りでありますけれども、お笑い的な物言いの中で、それを無配慮に使ってしまった」  今回の調査に対して井俣町長は「口調は柔らかいし、同席した皆が笑っていた」「冗談のつもりであった」と答えたといい、報告書には「職員が嫌がっていると感じることもなかった」とも書かれていました。 政治家のパワハラ発言を巡っては、自民党の長谷川岳(はせがわ・がく)参議院議員の自治体職員らへの威圧的言動が問題となっています。 自民党の長谷川岳参院議員: 「全く無自覚の中でやってきたことに対して、本当に反省をしていかなければなりません」 長谷川議員は愛知県春日井市の出身ですが、威圧的言動の理由について「名古屋弁だから」とも説明しました。自民党の長谷川岳参院議員:「名古屋弁だからどうしても、ダメでしょって言ったときに、どうとられるかというのはあると思います」 東郷町の井俣町長は、25日にも会見を開き、自身の進退などについて説明する考えを示していますが、町民からは厳しい声が相次いでいます。30代女性:「ハラスメントの事実はちょっといただけないですよね。正しく説明して謝罪していただければ」30代男性:「ああいうことがある町長は、町民としても恥ずかしいかなとは思いますね」80代女性:「言い逃れというか、見苦しいですよ。町政に響くようなことがあってはいかんですわね」 政治家はなぜ「無配慮」のまま、パワハラ発言を繰り返すのでしょうか。 ジャーナリストの鈴木哲夫さんは、「政治はある種の権威・権力の社会。権力が集中していくため、頂点にいる人は勘違いしてしまう。政治・行政がそういう社会になっている」と指摘しました。  女性への差別発言については、「女性議員も上の男性議員に対して『先生…』と呼ぶ。ただ、こうしないと自民党の中では上にいけないという事情もある。こういった背景からも差別発言につながっている」とも話しました。
結果出す政治、自公で | ニュース | 公明党

結果出す政治、自公で | ニュース | 公明党

公明党トップ / ニュース / p301944 2023年7月4日 結果出す政治、自公で 安定した政権、弾みに  首相からメッセージ動画も  愛知の政経懇話会に菅前首相、斉藤国交相 菅義偉前首相は3日、公明党の伊藤渉衆院議員と共に、名古屋市で開かれた党愛知県本部(代表=里見隆治参院議員)の政経懇話会に出席し、連立与党として自公両党がしっかりとタッグを組み、直面する課題に対して結果を出していくと訴えた。会合には、斉藤鉄夫国土交通相(公明党)や大村秀章愛知県知事、自公両党の国会議員らが出席したほか、岸田文雄首相が動画でメッセージを寄せた。 党愛知県本部の政経懇話会であいさつする菅前首相(右から2人目)と大村知事(右端)、斉藤国交相(中央)、伊藤(渉)氏(左端)ら=3日 名古屋市 席上、菅前首相は、これまでの自公連立政権の実績として、携帯電話料金の引き下げや不妊治療の保険適用に触れ、「公明党が署名を集め、私の背中をしっかりと支えてくれたから実現できた」と力説した。 また、消費税率10%への引き上げに伴う軽減税率の導入や、厳しさを増す安全保障環境に対応するための平和安全法制の整備について「自民党単独ではできなかった」と述懐。自公両党は互いの主張が異なっても議論を重ねて合意点を見いだせる力があることから「政治が安定し、政策が磨き上げられ、推進できる」と訴えた。 メッセージ動画で岸田首相は、自公政権について「深い信頼関係をベースに結果を出し続けてきた」と述べるとともに「伊藤氏は頼れる政策マンだ。公明党の政務調査会長代理として岸田政権の政策作りをリードしてもらっている」と強調。斉藤国交相は、自動車産業の脱炭素化に向け、合成燃料など日本の技術が生かされるよう環境整備に力を注ぐと語った。 大村知事、地域の成長促進へ協力 大村知事は、産業の集積地である愛知県の現状に触れ、「インフラの整備を進めることが愛知の経済成長につながる」と強調。県内の道路や港湾、空港整備を進め、地域の成長を後押ししていくため、自公両党と協力していく考えを示した。 伊藤渉氏が決意「愛知から日本けん引」 伊藤氏は、防災・減災、国土強靱化や脱炭素化、物流問題などに対する自身の取り組みを報告。その上で、県内のインフラ整備や観光振興などに尽力していく考えを示し、「愛知から国をけん引していく」と訴えた。 会合では、自民党の木原誠二内閣官房副長官、丹羽秀樹同愛知県連会長(ともに衆院議員)もあいさつした。

鉄酸鉛の特異な電荷分布を解明 電荷秩序が磁化の方向変化を誘起、負熱膨張への展開も | 東工大ニュース | 東京工業大学

要点 ペロブスカイト型酸化物鉄酸鉛の特異な電荷分布を解明 鉄スピンの方向が変化するメカニズムを理論的に解明 新しい負熱膨張材料の開発につながることが期待される 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所(WRHI)のHena Das(ヘナ・ダス)特任准教授、酒井雄樹特定助教(神奈川県立産業技術総合研究所 常勤研究員)、東正樹教授、西久保匠研究員、物質理工学院 材料系の若崎翔吾大学院生、九州大学大学院総合理工学研究院の北條元准教授、名古屋工業大学大学院工学研究科の壬生攻教授らの研究グループは、ペロブスカイト型酸化物鉄酸鉛(PbFeO3)がPb2+0.5Pb4+0.5Fe3+O3という特異な電荷分布を持つことを明らかにした。 同様にBi3+0.5Bi5+0.5Ni2+O3の電荷分布を持つBiNiO3(ビスマス・ニッケル酸化物)は、改質することで巨大な負熱膨張を示すため、PbFeO3を元にした巨大負熱膨張材料の開発も期待される。Pb2+とPb4+が 秩序配列するために、周囲の環境の異なる2種類の鉄イオン(Fe3+)が存在し、温度によって磁化の方向が変化するスピン再配列につながることも明らかにした。 研究成果はNature Communications(ネイチャー コミュニケーションズ)のオンライン版で3月26日に公開された。 研究グループには、中国科学院物理研究所、瑞国ポールシェラー研究所、独国マックスプランク研究所、台湾国立放射光科学研究センター、仏国放射光施設ESRF、米国オークリッジ国立研究所、中国松山材料実験室が参画した。 背景 ペロブスカイト型酸化物は、強誘電性、圧電性、超伝導性、巨大磁気抵抗効果、イオン伝導など、多彩な機能を持つため、盛んに研究されている。こうした機能は、3d遷移金属が担っており、その価数やスピン状態によって変化する。一方鉛やビスマスは典型元素でありながらPb2+とPb4+(Bi3+とBi5+)という電荷の自由度を持っており、3d遷移金属と組み合わせること、周期表の順番にしたがって系統的な価数の変化を示す。 東教授らはこれまでにPbCrO3がPb2+0.5Pb4+0.5Cr3+O3の、PbCoO3がPb2+0.25Pb4+0.75Co2+0.5Co3+0.5O3の特徴的な電荷分布を持つこと、Bi3+0.5Bi5+0.5Ni2+O3の電荷分布を持つBiNiO3を改質すると巨大な負熱膨張が起こることなどを明らかにしてきた。しかしながら、PbFeO3の電荷分布は解明されていなかった。 研究成果 PbFeO3の結晶構造を、走査透過電子顕微鏡、大型放射光施設SPring-8のビームラインBL02B2での放射光X線粉末回折実験と、瑞国ポールシェラー研究所・米国オークリッジ国立研究所での高分解能中性子回折実験によって詳細に調べた。その結果、ペロブスカイト型構造(一般式ABO3)のAサイトに、Pb2+とPb4+が1:1で秩序配列した結晶構造(図1)を持っていることが明らかになった。 Pb2+とPb4+が1:1で含まれることは、SPring-8のビームラインBL09XUでの硬X線光電子分光実験(図2)によって、鉄イオンがFe3+であることはメスバウアー分光実験でも確認した。Pb2+とPb4+の配列は層状と岩塩型の中間で、これまでに見つかっていなかった特殊な形である。この特殊なPb2+とPb4+の秩序配列のために、周囲の環境の異なる2種類の鉄イオンが存在し、そのことが418 Kで磁化の方向が変化するスピン再配列につながることを、第一原理計算で明らかにした。 図1. PbFeO3の結晶構造と、走査透過電子顕微鏡像の比較。Pb2+のみの層と、Pb2+とPb4+が1:3の層2枚が交互に積み重なるため、後者に挟まれたFe1と、前者と後者の間のFe2が存在する。また、静電反発のため、Pb4+を含むPb-O層間の間隔が広くなっている。 図2. 硬X線光電子分光実験の結果と、決定したPbイオンの平均価数。PbFeO3ではPb2+とPb4+が1:1で存在し、平均価数が3価であることがわかる。 図3. 第一原理計算によるスピン再配列の機構解明。熱膨張で結晶格子が歪むことで、2種類の鉄イオンの磁気異方性の強さが変化して、スピンの方向が変化することがわかる。格子歪みは収縮を正に定義している。 今後の展開 PbFeO3がPb2+0.5Pb4+0.5Fe3+O3という特異な電荷分布を持つことが明らかになった。今後、BiNiO3同様、PbFeO3に化学置換を施すことで、温度の上昇でPb2+Fe4+O3への変化が起きるようにすることができれば、半導体製造装置のような高精度な位置決めが求められる場面において、熱膨張によるずれを抑制できる負熱膨張の発現も期待される。 また、これまで2つの磁性イオンの存在が必要だと考えられていたスピン再配列が、鉛イオンの電荷秩序のよって起こることが明らかになったこと、そして室温をはるかに超える高い転移温度を持つことから、外場で磁化の方向を制御する新しいスピントロニクスデバイスへの応用につながることも期待される。 付記 本研究は、中国科学院物理研究所のXubin Ye(シュヒン イエ)、Jianfa Zhao(ジェンファ・ザオ)、 Zhehong Liu(ゼホン リウ)、Wenmin Li(ウエンミン リー)、Long Zhou(ロン・ゾウ)、Lipeng Cao (リペン・カオ)、Cheng Dong...
裏金事件で逮捕された自民・池田佳隆議員とは… 安倍チルドレン、保守派の文教族 過去には名古屋市教委に「圧力」:東京新聞 TOKYO Web

裏金事件で逮捕された自民・池田佳隆議員とは… 安倍チルドレン、保守派の文教族 過去には名古屋市教委に「圧力」:東京新聞 TOKYO Web

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件は、安倍派の所属議員の逮捕に発展した。 池田佳隆衆院議員 7日、政治資金規正法違反の疑いで、東京地検特捜部に逮捕されたのは、自民党の池田佳隆衆院議員(57)=比例東海、当選4回。派閥からパーティー券収入の一部をキックバックされていたとされる議員の一人だが、疑惑が発覚して1カ月以上、「雲隠れ」したままだ。 池田氏とはどんな人物なのか。(デジタル編集部) 安倍派では、所属99人の大半がキックバックを受けていたとされる。その中でも池田氏にキックバックされた額は突出している。 逮捕容疑では、時効がかからない2018年以降の5年間で、派閥からキックバックされながら、自身の政治団体の政治資金収支報告書に収入として記載していなかった額は約4800万円に上るとしている。 特捜部は昨年12月27日、池田氏の国会議員会館の事務所などを捜索していた。 池田佳隆衆院議員の事務所を家宅捜索し、押収物を運び出す東京地検特捜部の係官=昨年12月27日、名古屋市天白区で ◆安倍元首相と出会い政界へ 池田氏は、海部俊樹元首相らを輩出した名古屋市の名門、東海高校出身。20代半ばで化学薬品会社の経営を父親から継ぎ、2006年には日本青年会議所(JC)の会頭を務めた。 政治家の道に進んだのは、安倍晋三元首相(故人)との出会いだった。 池田氏は、自身のホームページで「政治家を志すきっかけは、安倍官房長官(当時)との会談。この国を愛し、国民を守ろうとする強い意志とお誘いに惹(ひ)かれて、町工場から政界へ」とつづっている。 2012年の衆院選で、愛知3区(名古屋市昭和区・緑区・天白区)から立候補し、初当選した「安倍チルドレン」の一人だ。 2007年発行の自著でも、安倍元首相との写真を載せ、「日本に蔓延(まんえん)している拝金主義の恐ろしさ」に対して「日本の道徳心」などを訴えている。 保守派の文教族として、2021~22年に岸田内閣では文部科学副大臣を務めた。 2014、17、21年の衆院選では、立憲民主党の近藤昭一氏に敗れ、比例復活で当選している。 ◆市教委「圧力」問題でも雲隠れ 衆院本会議を欠席している池田佳隆氏の議席=昨年12月13日午後、国会で 池田氏は昨年11月下旬に裏金疑惑を報じる週刊誌の記事が出て以降、国会を欠席し、公の場に姿を見せていない。ホームページのブログも9月以降、更新されていない。 複数の自民関係者が電話しているが、本人だけでなく、秘書ともつながらないという。 2018年には、文部科学省の前川喜平元次官が名古屋市の中学校で授業した際、池田氏らが文科省に照会するなどした「教育現場への圧力」問題が発覚。文科省は池田氏らから照会を受けた後、名古屋市教委に、前川氏の中学校での講演内容を詳細に聞くメールを送っていた。 この時も約1週間、公の場から姿を消し、党内外から批判を浴びた。 ...

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