名古屋市の堀川沿いを舞台に メディアアートイベント「ストリーミング・ヘリテージ」開催 | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア

▲ロゴデザイン:服部一成 なごや日本博事業実行委員会は、名古屋市の堀川沿いを舞台にした新たな現代アートとメディア・アートのイベント「ストリーミング・ヘリテージ | 台地と海のあいだ」を2021年3月12日(金)から3月28日(日)にかけて、期間中の金・土・日曜日に開催する。 ▲井藤雄一《Driven by Error 展 》 ▲グランドレベル《パブリックサーカス》2017 堀川は同市内の名古屋台地・熱田台地の縁にあり、名古屋城から納屋橋、熱田、宮の渡しを経て名古屋港にかけて流れているそうで、この一帯にはたくさんの文化資源や観光資源があるという。 この堀川の流れに現代アートによる光をあて、名古屋の歴史・文化遺産(heritage)をリアルタイムに再生(streaming)するのが「ストリーミング・ヘリテージ」(遺産再生)の試みである。 ▲佐藤美代 (音楽:BONZIE)《alone》2020 ▲さわひらき(ポートレート) ▲Barrack(近藤佳那子・古畑大気)+阿野太一 Art Space & Cafe Barrack その背景にあるのは、「メディア・コンシャス」という考え。これは、「何かと何かをつなぐもの」というメディア性を意識することだそうで、堀川も名古屋城と港をつなぐひとつのメディアとされる。こうした堀川のあり方を意識することが、名古屋の歴史とその魅力を再生する第一歩となるのだ。 また、そこにメディア・アートをかけ合わせることで、名古屋城と港のあいだに生まれ、1989年の世界デザイン博から現在まで続く、名古屋のメディア・デザインとメディア・アートの歴史をアーカイブし、その遺産を再生することも目指している。 ▲日栄一真+竹市学 ▲平川祐樹《Grains of Film – Silver Nitrate》2017 ▲MOBIUM《MOBIUM》 イベントでは、国内アーティストによるインスタレーション、識者を招いたシンポジウム、最先端技術を用いたパフォーマンスなどを通じて、歴史と現在をインタラクトさせ、名古屋独自の文化芸術の魅力を世界に向けて発信するとしている。 ストリーミング・ヘリテージ...

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